Netflix(ネットフリックス)で配信中の『ハッピー・オールド・イヤー』は、タイ発のヒューマンドラマ。
それほど話題になりませんでしたが、海外や映画好きの間ではかなり評価されている映画なんです!
そこで今回は『ハッピー・オールド・イヤー』のあらすじや見どころをネタバレ少なめにご紹介します!
『ハッピー・オールド・イヤー』のあらすじ
ジーンはデザイナーを夢見てスウェーデンに留学していましたが、タイに戻ってきました。
早速起業するために、自宅を改装してオフィスにしようと考えます。
彼女の家は物で溢れかえっていましたが、彼女のデザインコンセプトはミニマリズムであるため、同居している母と兄にも断捨離をお願いします。
母は反対しますが兄は協力的。ちなみに兄は服のデザイナーであり、ネットで販売しています。
なんとか母を説得し、家の荷物はどんどん捨てられていきます。そんな中、元恋人のエムのカメラとフィルムが出てきます。
ジーンは、スウェーデンに旅立つ際、エムに何も言わず去っており、ジーンには後ろめたさがあります。
エムにカメラとフィルムを返しにいくと、そこにはエムの今の恋人であるミーがいて・・・というのが大体のあらすじです。
過去との決別を繰り返す映画
ジーンの元恋人との記憶、兄の無頓着さ、母親が物を捨てたくない理由…家族それぞれの思い出の品が、断捨離をする過程で消えていきます。
特に重要なのは、母が物を捨てたくない理由です。特にピアノを捨てるのには猛反対します。
実はジーンの父は、母やジーン達を捨てて出ていってしまった過去があるのですが、一緒に暮らしていた頃は、ピアノを使って音楽教室をしていたようです。
母は父を諦めきれておれず、ピアノを捨てたくないのですが、当の父親に連絡してみると、ピアノはいらない、戻る気もないと言われてしまいます。
物語の全体を通して、過去の幸せな日々と現在の差が大きく、どこか物悲しいような、懐かしいような雰囲気のある映画です。
『ハッピー・オールド・イヤー』まとめ
ということで『ハッピー・オールド・イヤー』をまとめると・・・
- タイのヒューマンドラマ
- 自宅を改装するために断捨離していく
- 断捨離の過程で過去と向き合う話
ちょっと物悲しい内容ではありますが、人の生死に関わるような重い内容ではありませんでした。
映像はとても綺麗で美しいので、作品自体が美術品のような映画です。
タイというと、派手なアクション映画の印象が強かったのですが、こういった映画もあるのだと驚きました!
ちなみに制作しているのは「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」で有名なGDH559です。
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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