皆さんは「ブラッディ・パーティ」という映画をご存知ですか?
本作は、『トワイライト』や『トゥルー・ブラッド』のようなヴァンパイアもので、夜の世界に紛れ、男たちを誘惑して生き血をすすりながら生きている魅惑の“女ヴァンパイア”たち4人をメインに描いた作品です。
ドイツ映画なのですが、意外と評価が高かったので鑑賞してみたところ、良作でかつ非常に新鮮なヴァンパイア映画でした。
また、本作の監督を務めたのは、ジェイソン・ステイサム主演作にあのジェシカ・アルバが共演したことでも話題になった『メカニック:ワールド・ミッション』でメガホンを取ったデニス・ガンゼル。
ニーナ・ホスや『パッション』のカロリーネ・ヘルフルトといったドイツを代表する人気女優にも注目です!
そんな「ブラッディ・パーティ」の魅力をご紹介したいと思います。
「ブラッディ・パーティ」ってどんな映画?
街中で盗みを繰り返しながら生きてきた、主人公のレナ。
ある日、レナが導かれるようにして入り込んだナイトクラブで、ルイーズという美女に声をかけられるも、突然首を噛まれてしまい、その日を境に身体中に異変が起き始めてしまいます。
図らずもヴァンパイアにされてしまったそんなレナは、ルイーズやその仲間の一味となり共に夜の世界を過ごしていくことになります。
“永遠の命と美しさ”を手に入れたレナが、次第に自分の美貌に酔いしれていくのですが、彼女を追う一人の捜査官によって、主人公ら女ヴァンパイアたちの運命が大きく狂い始めてしまい・・・という見どころ満載のストーリーです。
冒頭の逃走劇からスリリングで釘付け!
ヴァンパイアものといったら、エドワードとベラの禁断の恋のように主にロマンスや人間ドラマを描いていたり、夜の世界でしか生きられない女ヴァンパイアたちの話がメインとなると、終始薄暗いタッチで描かれるのではないかなどと想像していました。
しかし、そんな予想を冒頭から良い意味で裏切ってくれたのがこの「ブラッディ・パーティ」。
スリをしながら生きてきたレナと彼女を追う若い捜査官とのチェイス・シーンから始まるのですが、よくあるアクション映画のような、白昼堂々とヒロインが繰り広げる逃走劇に一気に引き込まれてしまいました!
また、美女4人がポルシェやランボルギーニなどに乗ってドイツの街を駆け抜けるシーンなども非常に爽快で、“ヴァンパイア映画特有の薄暗くて陰気なイメージ”を打ち破ってくれたことも魅力的でした!
レナが見違えるほどの美女に大変身!
血に飢え、何百年も生きるヴァンパイアとなってしまったレナが、最初は身体の変化に戸惑いながらも、“次第に美しい姿に変わっていく”シーンには驚愕でした!
ファッションや髪型、メイクや鼻ピアスまで見るからに“パンク”な風貌であるレナの身体からは、タトゥーが消え、開けた穴や逃走の際に負った傷まで跡形もなくなり、黒髪で奇抜な髪型は綺麗な赤茶色へと変化し、ボロボロの肌が美しい肌へと変わっていくのです。
『ドラゴン・タトゥーの女』に主演し奇抜でパンクな役を演じたノオミ・ラパスが、他の作品で全くの別人であるかのような美女に扮していた時と同じくらいの衝撃でした!
ドイツ版『スプリング・ブレイカーズ』!!
ヴァンパイアものという点では異なりますが、美女4人のメインキャストたちが、人間の血を求めて毎夜パーティを開き、犯罪を繰り返し、“欲望のまま生きている美女たちの姿”というのは、まさに『スプリング・ブレイカーズ』を観ているかのような気持ちにさせてくれました。
ヴァンパイアとして生まれ変わり、新しい人生と永遠の美貌を手に入れたヒロインが繰り広げるドラマに、男なら誰も夢中になってしまうでしょう!
「ブラッディ・パーティ」は、Netflixで絶賛配信中です。
コメント