「9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」あの巨匠ティム・バートンを惚れさせる程の魅力とは?

“9”といえば、ミュージカル映画の『NINE』、SF侵略映画『第9地区』、クリス・ロックとアンソニー・ホプキンスのサスペンス・アクション『9デイズ』など・・・

“9”にまつわる傑作映画が数多く存在しますが、Netflix(ネットフリックス)で配信されている「9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」も素晴らしい作品です!

今回は、ダークファンタジーな世界観をCGアニメーションで描いた本作の魅力をお届けしたいと思います。

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「ナイン〜9番目の奇妙な人形〜」ってどんな映画?

本作は、人間と機械が争った後に訪れた荒廃した世界が舞台となっており、人類はすでに滅び“機械”が支配しています。

ある日、主人公の9<ナイン>という人形が目を覚ましたところから物語は始まります。

主人公の9のように、本作に登場する人形たちの名前が背中についている番号から“数字”で呼ばれていることも特徴です。

仲間を探しにいった9がはじめに“2”という人形に出会い、話すことができなくなっていた9は故障を直してもらうのですが、支配下にある“マシン(機械獣)”に突然連れ去られてしまいます。

その後9は、1、5、7、8といった人形たちに出会い、自分たちは仲間だということや、人形たちの命を脅かしている機械獣の存在、荒廃したこの世界のルールなどを知ります。

そんな仲間たちと連れ去られてしまった2の救出に向かい、・・・

プロデュースしたのはあのティム・バートン!

もともとこの作品は、本作で監督を務めるシェーン・アッカーが2005年に製作した11分の短編映画『9』を基にしているのですが、その作品を気に入ったティム・バートンのプロデュースによって本作“長編映画”が実現されたのです。

長編映画化ということもあって、オリジナルな要素はのしつつも、基本的なストーリーは異なっております。

しかし、『アリス・イン・ワンダーランド』や『チャーリーとチョコレート工場』といった独創的でファンタジーな世界をいくつも手掛けてきたティム・バートンの味付けによって、想像を超えるほど深みのある作品に仕上がっていることに魅力を感じました!

ちなみに短編『9』は、DVDの特典映像として収録されているので、レンタルでもご覧になることができます。

シュールでダークな世界観!

数多くのファンタジーを生み出してきたティム・バートンの手に掛かれば、どんな作品も素晴らしいものとして私たちの目に映ります。

機械獣が支配する荒んだ社会を背景にしたダークな世界観を、緑色を基調とした薄暗いタッチで描いていることも魅力で、まさに人類と機械が争った後に訪れた恐ろしい“機械社会”の世界感が伝わってきます。

シェーン・アッカーが生み出した“麻袋でできた人形”たちも一人一人が非常に個性的なキャラクターで、あのティム・バートの目に留まってしまうのも納得がいきます!

映像だけでなくストーリーも素晴らしい!

そもそも、“なぜマシンが暴走してしまったのか”、“人形たちは何のために作られたのか”ということも、しっかり描かれております。

また、人形たちが誰かをかばったり、守ろうとしたり、必死に戦ったりと、まるで人間のようなドラマを繰り広げてくれるストーリーにも魅力を感じました。

まとめ

異色の冒険ファンタジーとダークな世界観で魅了した本作品は、無限の想像力を持つティム・バートンだからこそ長編映画化できたのではないでしょうか。

また、『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッドや、『ビューティフル・マインド』『ハッピーエンドが書けるまで』のジェニファー・コネリーなどの豪華声優陣にも注目です!

本作品は、Netflixで絶賛配信中!

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