何故、いまだに House of Cards が見れないんだ!
どういうことだか分かりませんが、Netflix を代表するオリジナルドラマ「ハウス・オブ・カード」(原題 House of Cards)は日本版 Netflix では配信されていません。
当ブログでも、ハウス・オブ・カードについては何度も取り上げているので、一体全体どうなっているんだ!という気持ちでいっぱいです。
また、ちまたでは Netflix を試してみたけど Hulu や U-NEXT に比べてコンテンツが少ない・・・という意見も結構見られます。
そこで、Netflix の今後はどうなるんだ!ということで、本社に乗り込んで話を聞いて独自に調査をしてみました。
日本向けのコンテンツ管理はどうされているか?
まず疑問に思うことは、アメリカ版Netflixと日本版Netflixのコンテンツ管理がどのようにされているのか?ということです。
Netflix は netflix.com のワンストップで全世界的にサービスを提供しているため、アカウントの契約リージョン(Region:地域)とロケール(Locale:言語) 情報に基づいて、コンテンツ管理サーバー群に振り分けて処理を行っていると予想します。ちなみに、Netflix のサービスは、Amazon.com のクラウド (AWS: Amazon Web Service)を用いて運用されていることは業界では有名な話です。
まず、ロケール毎で振り分けているということに対しては、先日、アメリカ出張に行ったときにNetflixを視聴したときに感じました。これは、普段使っているアカウントでログインすると、日本で見るのと全く同じ体験ができたからです。
残念なことに、その時にはハウス・オブ・カードが日本版では配信されていないということに気づいていなかったので検証が出来なかったのですが、アカウントのリージョンとコンテンツ提供のリージョンが結びついているのであれば、上記の仮説は成立すると思われます。
そこで、この仮説を検証するために、VPN を用いてアメリカ本土からアクセスしているように偽装して、Netflix にアクセスしてみることにします。
VPN については、ここでは詳細に説明しませんので、適当にググって調べてください(ぉぃ)
VPNを用いて日本のアカウントで米国のNetflixにアクセスする
今回は、検証用に iPhone 5s (iOS 8.4.1) を用いました。
「設定」の「一般」に VPN の設定部分があるので、そこをタップします。
「VPN構成を追加」をタップタップします。
今回は、検証ということで無料のVPNサービスである VPNBOOK を用いました。パスワードは イメージにも記しているように「s6EdUrak」です。
設定が終わって戻ると、接続スイッチが見えていますのでONにすると VPN 接続が始まります。
VPN接続が完了すると、上部の情報バーのところに VPNと表示されます。この段階で、実際のネット接続は 今回使用したアメリカのサーバーから行われているように見えるはずです。
では本当にそうなっているか、「確認くん」を使って確かめてみましょう。
確認君にアクセスすると、確かに www.ugtop.com からアクセスしているように見えますね。興味のある方は、通信速度がどの程度か、試してみると良いでしょう。
アメリカからアクセスしている状態を模倣できた状態で、Netflix アプリを立ち上げてみます。
アプリ起動中は、日本からアクセスする場合より時間がかかるので、しばらく待ちましょう。回線の状況によってはエラーが発生する場合もありますが、何度かトライすると成功すると思います。
マイページにアクセスした段階では、特に変わった様子はありません。普段、日本からアクセスしている時とまったく同じように見えますね。
VPN 接続でハウス・オブ・カードが見られるのか?
というとで、”house” で検索してみると・・・ キタ━(・∀・)━!!!!
検索結果に House of Cards のイメージが表示されているではありませんか! やはり、コンテンツ管理と接続元リージョンと関係していることがこれで確認できました。
画像をクリックして詳細情報を見てみます。
うーん、タイトル自体は翻訳されていますが、説明書きはまだのようです。また、日本向けのカバーイメージが出来ていれば、日本語による表記もなされているはずなのですが、そのあたりの翻訳コンテンツの準備がまだ出来ていないということなのでしょうか?
シーズン1の各話のプロットについても確認してみると、まだ英語表記のみで日本語への翻訳が完了していないようです。
では次に視聴できるかどうか試してみます・・・。
キタ━(・∀・)━!!!! 再生自体は出来るようです。
音声と字幕の設定オプションを見てみると、やはり日本語はまだ無いようです・・・。残念!
現在、日本語吹き替えを準備しているということでしょうか? ちなみに、 Hulu ではハウス・オブ・カードのシーズン1は見られるので、まったく一から吹き替えをやり直すということは無いと思うのですが・・・。
ハウス・オブ・カードは Netfilxオリジナルドラマですので、本家Netflixではシーズン3まで見れます!
まぁ、当然ながらまだ翻訳が終わっていませんので、日本で見られるようになるまではもう少し時間はかかると思いますが、楽しみに待っておきたいですね!
「マイリストに登録」という表記があったので、とりあえず登録してみました(笑)
こちらはマイページに戻ったときの様子です。VPN 接続している間は、マイリストにもちゃんと登録されています!
ちなみに、こちらは VPN 接続時に “house” で検索したときのタイトル群。
そして、こちらが日本からアクセスしたときの “house”で検索したときの検索結果。ずいぶんと様子が異なりますね。今後、翻訳が進んで、どこまで米国のコンテンツ量に追従するのかが楽しみですね!
Arrested Development はどうなの?
ということで調べたら、こちらも見れました。こちらは翻訳作業は少し進んでいるようですね。
ご覧の通り、各話のプロットもすでに翻訳されています。これは期待ですね!
では、さっそく再生してみましょう!
詳細な結果を書くまでもなく、日本語はありませんでした。
英語の字幕は設定できるので、英語の勉強という意味では試してみる価値はあると思います・・・!?
結論。期待して待つべし!
本ブログのコメントでも頂いているのですが、立ち上げ直後ということで、やはりコンテンツ量が競合に比べて少ないことは否めません。
しかし、Netflix の魅力はそのオリジナルシリーズで、それらの翻訳作業が進んでいる様子が垣間見れたことは収穫でした。
Netflix の中の人たちは、いま一所懸命にリリースに向けた作業を行っていると思いますので、我々ユーザーは期待に胸を膨らませて、来たるべき時を楽しみに待っておきましょう!
本ブログの主宰者で管理人。Netflix が日本に進出する前から非公認ファンブログとして(勝手に) Netflix を応援してます(笑) Netflix はもちろん大好きですが、目的に応じて複数のSVODサービスを使い分けしています。(使い分けのコツはこちら)目下の悩みは、みたい作品がありすぎること!
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