東芝製Netflix対応テレビ REGZA J10シリーズ

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日本初Netflix対応レグザの実力は? 独断レビュー

日本初のNetflix 対応のテレビとして登場した東芝REGZA J10シリーズについて、管理人の視点でレビューしてみたいと思います。

REGZA J10シリーズのここが良い感じ!

直下型LEDバックライトと広色域IPSパネルで映像が綺麗

やっぱりレグザといえば、その画質が最大の特徴でしょう。直下型LEDバックライトと新しい映像エンジン「NewレグザエンジンCEVO」の組み合わせで、高い画質が実現されているところがイイですね。

また、撮影時に圧縮された輝きや階調などの情報を復元する「HDR(ハイダイナミックレンジ)復元」や、東芝のお家芸である”超解像度技術”を用いて、細かい画像の質感を復元する「マスターリファイン」など、画質向上の機能をふんだんに搭載しているところもイイですね。

あと、REGZAの特徴であるゲームモードの低遅延も強化されています。1080p映像入力時で、[Dot by Dot]、[フル(ジャスト)]表示時に0.05フレームの低遅延を実現する「瞬速ゲームダイレクト」が新たに搭載されたことは、Full-HDモードでゲームをする人にとっては嬉しいですね。

3チューナー内蔵で裏番組も2番組同時録画OKで撮り逃しなし

もうほとんど基本中の基本になってきている裏番組のW録画にも、余裕で対応しています。

地上デジタル放送チューナーは3基搭載されているので、録画したい番組が2つ重なったときでも、USBハードディスクに2番組を同時に録画できちゃいます。Netflixを見ながら地上デジタル番組を裏録することもできるでしょうから、もう放送時間に縛られることなく、見たいものを見たいときに楽しむこともできちゃいますね。

なんと言ってもNetflix対応リモコンが便利すぎると思う


REGZA J10には特徴はあると思いますが、個人的に 最大の特徴だと思っているのが、なんといっても「 NETFLIXボタン」がリモコンに搭載されたことでしょう。

これでリビングルームのあり方は一変するという予感を持っています。

今までだったら、リアルタイムで放送されている番組か、レコーダーで録画した番組、はたまたプレイヤーでDVDやBlu-Rayを見るというのが「普通」でしたが、これからは「Netflixを見るか」「Netflix以外を見るか」という風に変わるかもしれません。

いえ、むしろ確実にそのような方向に進むと思います。

たとえテレビの電源が入っていなくても、「NETFLIXボタン」を押せば自動的にテレビの電源が入り、Netflixのメニュー画面が表示されます。これはとても強力です。

大げさにいうと、これはテレビ業界への宣戦布告といっても過言ではないでしょう。だからこそ、マスコミは戦々恐々としていて、Netflixの日本進出についてはあまり語りたがらないのかもしれません・・・。

REGZA J10シリーズのここが気になる!?

では、新しいREGZA J10 の少し気になった点をあげてみます。

LEDのエリア駆動には対応していない

画質のメリハリ感を上げるために有効なLEDのローカルディミング(エリア駆動)には対応していないようです。REGZA Z8シリーズでは、このエリア駆動で高いダイナミックレンジを実現していますが、J10シリーズでは対応していないようです・・・。まぁ価格相応ということでしょうか。

倍速駆動液晶パネルじゃない

液晶パネルは倍速表示非対応のようですが、残像低減技術「スムーズダイレクトモーション120」が搭載されていて、残像感の低減を図っているとのことです。

実際に映像をみてみないと判断できないですが、倍速駆動液晶とフレーム補間に比べると見劣りするのかな・・・?という気もします。特にスポーツなどの動きの激しい映像をよく見る場合は、よくチェックしたほうがよさそうですね。

スピーカー出力が10w+10wしかない

これは、スピーカーを別で用意する人にとっては良いことかもしれませんが、もう少し音響出力には余裕があった方が嬉しいかもしれません。

8バンドのパラメトリックイコライザによるサウンドチューニングと適切なピーク信号補正で実用音量域でのひずみ感を抑えているとのことですが、裏を返すとあまり余裕がないのかな・・・とも受け取れました。まぁ、普通に使う分には、ほとんど関係ないかもしれませんが、Panasonic の CS650シリーズと比べると、スピーカー出力が少し低めなのが気になりました。

レグザファンにはおすすめの「骨太の2Kテレビ」

Netflix対応という点に着目しましたが、トータルに考えても、このレグザ J10はテレビとしてもしっかりとした製品となっていると思いました。

メーカーも言っているように、押さえるべき点はしっかりと作り込まれた、骨太のハイビジョンテレビと言えると思います。

個人的には、他社製品の機能や価格と、レコーダーなどテレビに接続する機器との相性などを考慮して選べば良いと思いました。

「家電は東芝製が良い、テレビはやっぱりレグザ、でも4Kテレビはまだちょっと・・・」という人にはお勧めできるテレビだと思います。


参考

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