Netflix オリジナルで公開中の「ユピテルとイオ」は、地球が汚染の結果、人が住めない星となった未来の話。
その地球に残った少女と脱出したい男の交流を描いた作品です。
アクション性もありますが、心に訴える要素の強い映画なので、かなり大人向け。 SFファンにはぜひ見ていただきたい作品です。
そこで今回は、そんな「ユピテルとイオ」のあらすじや見どころをレビューしていきます。
「ユピテルとイオ」のあらすじ
汚染により住めなくなった未来の地球。人類の大半は、木星の衛星であるイオのコロニーに移住してしまっています。いまだ地球にいる少女サムでしたが、イオにいる恋人のイーロンから、地球最後の脱出船が来るので、それに乗るように言われます。
そこにマイカという男が現れ、マイカとともに脱出を試みることに。サムが地球にいる理由、サムが求めているもの、父親への思いや夢などとともに脱出船にいたるまでが語られています。
新しいアポカリプス
アポカリプス(世界崩壊後)モノの作品はたくさんありますが、本作品は人類が死滅したとかではなく、すでに他の惑星に移住済み。
世界を救うのではなく、地球から逃げ出すというのが意外と新鮮なテーマに思いました。
もしかしたらこんな未来が待っているのかと思うと、寂しいような切ないような気持ちになります。
なので、ぜひサムに感情移入しながらご覧になってみてください(笑)
主演はサラブレット女優、マーガレット・クアリー
サムを演じるのは、マーガレット・クアリー。父は元モデルで母は女優。姉は女優でモデルという芸能一家でそだったアメリカ人の女性です。
ハリウッドの実写版デスノートでミアを演じた方ですが、いまだあまり有名とは言えないかも。
でも今作の演技を見る限り大根さんではないし、まだまだ若い方なのでこれからブレイクする可能性が大きいです。
ちなみに助演でマイカを演じるアンソニー・マッキーはハートロッカーやノートリアスBIG、キャプテン・アメリカやアベンジャーズでのファルコン役でそこそこ名の売れた中堅俳優。
「ユピテルとイオ」がかなりよくできた映画なので、今後も別の映画などで活躍してくれるといいですね!
まとめ
ということで、「ユピテルとイオ」をまとめると・・・
- 人類が木星軌道上に移住した未来の話
- 地球に残った最後の人類と地球脱出船を巡る内容
- 主演は、サラブレットな新人女優、マーガレット・クアリー
この映画に悪役というものはほとんどおらず、自分の意志で地球にのこった少女が、今後をどう生きるのかが語られている、なんとも道徳要素の強い映画となっています。
映画全体のトーンはどちらかといえば暗いですが、映像美としての魅力もつよい作品なので、気になる方はぜひご覧になってみてください!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
コメント