Netflix(ネットフリックス)で配信中の『イキガミ』は松田翔太が主演した同名漫画が原作のちょっとダークなヒューマンドラマです。
3人の若者の生と死を独特な役職を持つ公務員が見届けるという内容で、その設定の闇はデスノートや死役所とも通じるものがあり、これらの作品が好きなのであれば一見の価値あり。
そこで今回は『イキガミ』のあらすじや見どころをネタバレ少なめにご紹介します。
『イキガミ』のあらすじ
現実とは少し違った日本。国は自殺は犯罪者を減らすため、国家繁栄維持法という法律を制定します。
この法律は18~24歳までの若者の中から無作為に死の宣告をし、24時間以内に強制的に死なせるというもの。
主人公の賢吾(松田翔太)は、その死亡宣告書となる「イキガミ」を配達する仕事をしています。
ある若者はバンドマンとしてメジャーデビューするも、自分の作りたい楽曲は許されず、気の許せない相方の引き立て役。「いつかは自分の弾きたい曲を…」と思っているところにイキガミが配達されます。
またある若者は、国会議員の母が自分のイキガミ通知を利用して再選しようと企んでおり、母を恨んでいます。
そして別の若者は、全盲の妹を助けるために詐欺などの違法行為で生計を立てていましたが、イキガミが届いたことで自分の角膜を妹に提供する決意をします。
三者三様の生きる意味や死への考え方を賢吾はどう考えるのか・・・というのが大体のあらすじです。
死が決まっている話
イキガミは原作においてもほぼ逃れる術の無い法律です。殺害方法は小学校入学時に使われる予防接種の内、0.1%の人間に18~24歳ぼ間に死亡させるナノカプセルを含ませるというもの。
確率は1000人に一人であり、もしかしたら18~24歳の間にしぬかもしれないという危機感をもたせることで生への渇望を見いた出せようという法律です。
自分の死をしった若者が24時間の間にどうするのかというのがテーマであり、3人の結末も切なく終わります。
救いがないようにも思える話ですが、命の最後の輝きをまとめたような作品なので、人によっては感動のあまり涙するかもしれません。
まとめ
ということで『イキガミ』をまとめると・・・
- 国の法律により1000人に一人の割合で18~24歳の若者が必ず死ぬという話
- 24時間以内に死ぬとわかった若者が残りの人生をどうするかが描かれる
- 主演は松田翔太
もしイキガミが現実だったら…1000分の1で死ぬとわかりながら24歳まで生きなければいけないとしたら・・・ぞっとするお話でもあります。
ホラーとは違いますが、こういったスパイスの強い作品が好みなのであれば、楽しめる作品だと思います!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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