Netflix(ネットフリックス)で配信中の「遊星からの物体X ファーストコンタクト」は、ホラー好きやSFホラー好きの方必見の映画です!
基になっている作品は、数々のホラー映画を手掛けてきた鬼才ジョー・カーペンターが1982年に放ち、世界中がトラウマになったSFホラー『遊星からの物体X』。
あの傑作映画公開から約30年が経ち、映画『エアフォース・ワン』や『アイアン・フィスト』『ラスト・エクソシズム』などを手掛けたマーク・エイブラハムらによって2011年に新たな形で蘇りました。
タイトルにもある通り、遊星からの物体(未知の物体)との接触や恐怖を描いた作品です。
そんな本作の魅力をご紹介いたします。
『遊星からの物体X(1982)』を観ていなくても大丈夫!?
「遊星からの物体X ファーストコンタクト」は、1951年の『遊星よりの物体X』や1982年にカート・ラッセルが主演した『遊星からの物体X』のリメイク版と勘違いされている方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、本作は“1982年版で語られていなかった3日間”の“前日譚”を描いた作品となります。
私は、『X-ファイル』の大ファンでSFホラー好きでもありながら、実は本作を観るまでは1951年版も1982年版も観たことがなく、本作の後に鑑賞しました。
しかし、SFモンスター・パニック映画を観るような気持ちだけでも十分に楽しめる作品でした!
もちろん1982年版をご覧になってからの方がより楽しめることは間違いないですが、あえて逆の順番から観て“様々な疑問を残しつつそのあとで1982年版を楽しむ”というのも私は断然アリだと思います!
「遊星からの物体X ファーストコンタクト」ってどんな映画?
同じく1982年の南極が舞台となります。
氷の中に閉じ込められた未知の生命体が発見され、考古学者の主人公ケイトはその調査のためにやってきたのですが、突如謎の生命体が解凍されて長い眠りから覚醒してしまいます。
さらに“それ”は人間の細胞と同化して体に寄生できるという恐ろしい生命体でした。
そんなケイトたちと遊星物体との奮闘やパニック劇を描いた作品です。
本作の見どころとは?
30年経って製作された本作ではオリジナルの要素もたくさん加えられていますが、前日譚を描く作品ということもあり、鬼才ジョン・カーペンターの1982年版から受け継いでいるものも多くあると感じました。
本作の製作陣もリスペクトしているジョンはと言うと、大ヒットスプラッター映画『ハロウィン』シリーズを手掛けた監督としても知られています。
本作で人間の姿をした遊星物体がありえない形へと変形し、エクソシストを彷彿とさせるような歩き方で襲いかかってくる描写はグロテスクなどというレベルではなく、まさにしばらくの間トラウマになってしまうほどです。
VFXによるCGが進んだ本作は、1982年版よりも遥かにリアル感と恐怖が増しており、エイリアンやプレデターといった未知の生命体より何倍も恐ろしい作品になっております!
そして一番恐ろしいのは、人間になりすますことができるため誰が敵なのか判断つかないということ・・・
そんなケイトたちに終始目が離せません!
ホラー・スプラッターがお得意なあの人!
本作で主人公を演じるのは、スプラッター映画好きの方はよくご存知かと思いますが、『ファイナル・デッドコースター』の主人公を演じた美人女優メアリー・エリザベス・ウィンステッド。
ちなみに、ブルース・ウィルスの『ダイ・ハード』シリーズでは、ジョン・マクレーンの娘役を演じていた女優でもあります!
メアリーがホラージャンルの映画に出演すると、なぜか余計に恐怖が引き立ってしまうのも、彼女のキャリアあってのものなのではないでしょうか。
まとめ
本作は、前日譚を描いた作品というよりも、1982年の傑作SFホラーが30年の時を超えてよりリアルにより恐ろしくなって蘇った作品とも言えます!
Netflix(ネットフリックス)では本作を絶賛配信中です。
コメント