エミネム本人が主演した半自伝的映画「8 Mile」サクセス・ストーリーの中に描かれていた本当のメッセージとは!?

皆さんは、Netflix(ネットフリックス)で配信中の「8 Mile」という映画をご存知ですか?

「8 Mile」は、私も大好きな超有名ヒップホップ・ミュージシャン“であるエミネム”の実話に基づく半自伝的なストーリーを、エミネム本人を主演として描いた作品です。

さらに監督は、アカデミー賞9部門にノミネートされた『L.A.コンフィデンシャル』や、マイケル・ダグラス主演『ワンダー・ボーイズ』でも知られる、カーティス・カンソン。

カーティス監督の手掛けた本作は、ただの青春映画でもアメリカン・ドリームを描いた映画でもないのです!

そんな本作の魅力をご紹介したいと思います。

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「8 Mile」ってどんな映画?

エミネムの出身地でもあるミシガン州デトロイトを舞台に、夢を追う青年を描いた「8 Mile」。

主人公のB・ラビットことジミー・スミスは、無職で飲んだくれの母親と幼い妹の3人と小さなトレイラー・ハウスで暮らしており、昼間は家族を養うためために工場で働き、夜は地下のシェルターにあるヒップホップ・クラブで行われる“ラップ・バトル”に参加しながら夢を追っている青年です。

また、デトロイトには「8マイル」という境界線があり、“貧困層と富裕層”、“白人と黒人”を分けるラインになっていたのです。

そんなジミーの夢は、いつしかラッパーで有名になりその“8マイル”を超えること!

黒人というイメージが強かったラップの世界に一人飛び込む白人のジミーが、様々な葛藤に悩まされながらも、自分の力や才能を信じで突き進んでいきます。

映画の音楽には、あの有名ラッパーたちも参加!

本作でのラップ・バトルや、劇中に流れるヒップホップ音楽も見どころです!

音楽は主演のエミネムはもちろん、50セントやジェイ・Zといった大御所。

エミネム自身もメンバーとして活動するヒップホップ・ユニットD12などが参加しており、映画同様に『8 Mile』のサウンドトラックは世界中で大ヒットしました。

脇を固める名女優にも注目!

圧巻の演技力で“飲んだくれのどうしようもない母親”を演じているのは、キム・ベイシンガーです。

キム・ベイシンガーといえば、個人的に私の大好きな誘拐クライム・サスペンス映画『セルラー』で主人公ジェシカを演じていた女優というイメージが強いのですが・・・

Netflixオリジナル『ハウス・オブ・カード』や『交渉人』のケヴィン・スペイシーが主演を務めた『L.A.コンフィデンシャル』では、売春組織の娼婦役を見事に演じきり、アカデミー賞やゴールデングローブ賞で助演女優賞を獲得しているブロンド美人な大物女優です。

本作のどこまでが実話として描かれているのかは分かり兼ねますが、彼女が演じる母親ステファニーも、「もしかしたらキムも実生活ではこんな感じなの?」思わせてしまうほど凄まじいです。

ただのサクセス・ストーリーではない!

歌手のクリスティーナ・アギレラが主演した『バーレスク』やマライア・キャリーが主演した『グリッター きらめきの向こうに』のように、ただ主人公がどん底から這い上がって大成功する姿を描いたサクセス・ストーリーではないのです。

もちろん夢を追いかけている人々に向けた“夢を応援する作品”でもあります。

しかし本作には、『8 Mile』という境界線が象徴しているように、貧富の差や肌の色から生じる人種差別など、そういった社会問題をサクセス・ストーリーの中にしっかりと描きつつ、それを乗り越えていく主人公たちの生き様も同時に描かれているのです!

まとめ

諦めずにそして自身を物語るエミネムの迫真の演技にも大注目です!

「8Mile」はNetflix(ネットフリックス)で絶賛配信中です。

夢を追っている人にはぜひご覧になっていただきたい作品です!

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