『イエスマン “YES”は人生のパスワード』は元気が欲しい人にお勧めのコメディ映画

Netflixの海外映画作品の中から、もし笑ってるうちに笑えなくなる一本の映画を選ぶとしたら?!・・・ 

その作品とは、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』というコメディ映画です。

イエスマン

これは今から8年前の2008年の映画なんですが、主演のジム・キャリーがカール・アレンという銀行マンを演じています。銀行マンといえばお固い職業なんで彼のイメージじゃないと思うかもしれませんが、笑ってるうちに笑えなくなる状況を演じたら彼の右に出る俳優はいないんじゃないでしょうか?

スポンサーリンク

主演のジム・キャリーは演技派の俳優

ジム・キャリー

たとえば、98年のゴールデン・グローブ賞も受賞している『トゥルーマン・ショー』では、誰からも愛され、世界一幸せそうな離島で暮らしている底抜けに明るいセールスマンのトゥルーマンを演じていましたね。彼は生まれてこのかた一度も島から出たことがない世間知らずでしたが、愛する妻や愛すべき親友に囲まれ、それでも幸せに暮らしていました。

ところが、その妻も親友も、実はその役を演じているだけの「役者」たちで、彼は24時間、テレビで監視され、彼の全人生そのものがオギャーと生まれた瞬間から世界220か国に放映されているリアリティ番組で、すべてがサクラたちの演じている世界だったというホラーのようなコメディでした。

まさに、「笑えるけど笑えない」残酷な人生を実にリアルに描いてましたね。

また、翌年の『マン・オン・ザ・ムーン』という映画では、スベって客が白けても逆にそれを笑いのネタにし、常識をくつがえす笑いを追求した風変わりな芸風のアンディ・カウフマンという実在のコメディアンも演じ、これまたゴールデン・グローブ賞を受賞してます。そして、このコメディは徐々に悲劇となって、まさに、「笑えなくなる」コメディとなっていきますが、キャリーはこの難役を楽々とこなしてます。

『イエスマン “YES”は人生のパスワード』のみどころ

さて、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』に話を戻しましょう。みなさんの心の片隅に、日頃から、玄関にセールスマンが来ても首を横に振り、友達の誘いもなんだかんだ言い訳をつけて断り、合コンだという誘いも自信のなさから、やっぱやめとくわとか言って、せっかく恋が芽生えるかもしれない機会を失ってる傾向ってありませんか?

要するに、新しいことを拒み、いつも通りの生活を続けようとする、ネガティブなライフスタイルの傾向です。カールという銀行マンは、それを絵に描いたような人物で、日頃から何でもノーと言っては断り、ビデオ屋に行ってはビデオを借りて観て、自宅にひきこもっておりました。

イエスマン

そんなある日、友達の誘いで「イエス」とさえ言えば人生ががらりと変わるという怪しげなセミナーに出て、行きがかりからイエスと言い始めたとたん、驚いたことに、かわいい女性とめぐり会ったり、会社でも昇進が決まったり、嘘みたいに何もかもが好転し出すのです。願ったり叶ったりの人生。誰でもこうなりたいものですね。

イエスマン

イエスマン

しかし、ミヒャエル・エンデの「いちばんのねがいごと」じゃないですけど、魔術師か何かに、どんなことでも願いを叶えてやると言われ、「じゃあ、思った願い事がなんでもたちどころに叶えられますように」と願い事をしたら、初めは願いが叶って万事うまくいってたものの、願いが叶いすぎるとだんだんと怖くなり、「止めてほしい」と思うようになるのがこういう古典的なお話しの定型パターンですよね。

カールのイエス人生も初めのうちはよかったんですが、だんだんと歯車が狂い出してくるのです・・・さあ、「ノー」マンだったカールの「イエス」マン人生はいったいどうなっていくのでしょうか?!

今日からあなたも「イエスマン」

「もしも何々が何々だったら・・・」という分かりやすくておもしろいコンセプトでストーリーを回していくのをハリウッドでは、ハイ・コンセプトと言います。日本の映画界でも、映画の内容は三行ぐらいで簡単に言い表せないとだめと言っていたのは、有名な故黒澤明監督です。「誘拐犯が身代金の受け渡し場所に密室状態の新幹線を選んだら」というハイ・コンセプトで作られたのが、名作『天国と地獄』ですね。

こういうハイ・コンセプトのハリウッド映画としては、代表選手に『ジュラシック・パーク』がありますね。「もしも現代に恐竜がいたら」という常識を覆すハイ・コンセプトで進みます。他にもヒッチコックの『鳥』や同じスピルバーグの『ジョーズ』や『猿の惑星』なんかもそうですね。

もしもあなたが、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』を観たら、あなたの人生は・・・願ったり叶ったりになるでしょうか??

その答えは、もちろん・・・「イエス」です!(笑)なんせ『“YES”は人生のパスワード』なんですから!!

さあ、Netflixでこの映画の先の展開を観て、今日からあなたもイエスマンになりましょう!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました