超超高画質!Netflix『ハウスオブカード Season3』は4K超えの6Kに対応済!

hoc6k

2月27日にストリーミングが始まったばかりの『ハウスオブカード 野望の階段 (原題:”House of Cards”)』Season3。

Season3が始まって以来、実はテレビ業界内だけでなく、金融市場からもNetflixの動向に注目が集まっているようです。

市場は、NASDAQに上場しているNetflixの動向についてどのように見ているのでしょうか。キーワードは “Ultra HD” です。

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Ultra HD ってなに? どういいの?

Ultra HDTV_図

 
言葉で表現するよりも、図をご覧いただいたほうがわかりやすいかもしれません。一言でいうと、「ふだん見ているテレビの何倍も解像度が高くなって、めちゃくちゃ高画質になる」ということです。

スーパーハイビジョン(8K Ultra High Television; 8KUHDTV)の開発や4Kという名称がちらほらと聞こえてくるようになった今日この頃。日本では「4K対応モデル」テレビが普及し始めたばかりです。

これだけハード面で「高画質」を約束されると、気になるのはソフト面、どんな「コンテンツ」が用意されているかですよね。

4Kは『Ultra HD』と呼ばれています。日本語発音では「ヨンケー(フォーケイ)」と読みます。フルハイビジョンのちょうど4倍の画素数の映像どいうことで4Kとなった経緯があります。ここでいう「K」は1000を表す「キロ」を表します。

フルHDの次の世代のことを総称してこう呼んでいます。ちなみにNHKで開発中のその次の世代は『スーパーハイビジョン(8K Ultra HighTelevision; 8KUHDTV)』と呼んで区別しています。(ちょっとややこしいですね)

“Season3″の解像度は、なんと6K!

The Hollywood Reporterによると、『ハウスオブカード 野望の階段』のSeason3は、6Kの解像度で撮影されたと伝えています。

明らかになっているのは、番組の原版を管理しているプロダクションが、6Kでのマスターテープを保持しているということです。

ただ、Netflixはすぐに6Kでの配信をするということはないようです。伝えられているのは、当面は4Kでのみ放映予定ということ。

驚くべくことに、新シーズンは撮影だけでなく、ビジュアルエフェクトの面でもすべて6Kで編集済みだということです。

映画などで、4Kだけでも効果的な処理ができるとわかっているので、あえて6Kで撮影、制作するということは、クオリティを最大限維持したいということと、将来を見据えてのことなのでしょう。

ちなみに今回撮影に使われたカメラは、映画『ゴーン・ガール』でデヴィッド・フィンチャー監督が使用した”RED EPIC DRAGON”という機器で、6Kに対応済みのものです。

しばらくは4Kで放映するけれども…

当面、6Kでの配信はせず、4Kでする理由は一体なんでしょうか。

ひとつ考えられるのは、現状ではコストがかかりすぎるという問題があげられます。また、表示するデバイスも4Kを超えたものは当分出てくる気配がないというのも大きな理由のひとつです。

それでも、既にコンテンツそのものは6Kで放映できる状態にあることは変わりはありません。

Netflixが、またまた「史上初」の偉業を成し遂げる日はそう遠くないでしょう。

 

(参考) Netflix, Inc. (NFLX): House of Cards Season 3 Masters Are In 6K

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