ホラー映画と社会派ドラマの2面性を持った作品「エスター」の楽しみ方

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エスターはネタバレを見たら面白さ半減?

タイトルは知っている。パッケージは見たことある。でも見たことがない。

「エスター」はそんな映画の代表だと思っています。

公開から数年経って、私もようやくNetflixで鑑賞しました。ネタバレだけは防ごうと思い、前情報をシャットダウンして見ました。うーん、確かに何も知らないで見た方が100倍楽しくなる映画です。なので非常にレビューするのが心苦しい。それでも是非見てもらいたい映画なので、こんな風に楽しめますってことだけお伝えしようと思います。

エスターはホラー映画と社会派ドラマの二面性を持った作品!

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エスターを養子にもらった家族の周りで起こる、不可解な事件の連続。

もちろん、彼女がクサイなんてことは開始30分もすれば誰でもわかると思います。それでもエスターを見て「うわー怖ぇー」と思ってしまうのはなぜでしょうか。

追求していくと映像の見せ方や、カメラワーク、効果音の使い方に行き着くわけです。しかし、そんなことを気にしながら鑑賞していては没入感も半減でしょう。

とにかく不気味なエスターが、次にどんな行動に出るのか。その一点と驚愕の事実におののくだけで十分楽しめます。

そしてエスターにはもう一点、ある見方ができます。それはエスターを家族として迎えたある夫婦の問題に焦点を当てることです。死産してしまった我が子を失った両親が心の隙間を埋めるように選んだ養子という浅はかな決断。

彼らには思春期を迎える男の子と、難聴を抱える女の子がすでにいます。注ぐべき愛情は子供達に向けるべきであり、エスターを都合のいい「道具」としか見ていない身勝手な行動に苛立ちを覚えます。

物語の中で受けた彼らへの仕打ちは、ある種の罰だという捉え方もできるでしょう。

そしてエスターが取った行動も、彼女の謎を知ることによって恐怖を覚えると同時に同情を禁じ得なくなります。この映画を一言で表すなら「愛に飢えた者たちが傷つけ合う物語」だと私は思います。

難しいこと考えずに、とにかく楽しむべし

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色々書きましたが、最終的にどんな見方をするのか視聴者の皆様次第です。ネット上にあるエスターのレビューを見ると、視聴者のレベルが低いだとか、こういう見方ができないの?と妙に見下した言葉が散見されます。

「え?マグロ食えないの?こんなに美味しいのに!」と狭い価値観を押し付けるような、本当に映画が好きなのか映画を見ている自分が好きなのか分からないような評論の仕方には呆れてしまいます。

ネタバレを見ずに視聴して欲しいとも書きましたが、ネタバレを見てから映画を見たい人がいてもいいと思います。それが、その人にとって映画を一番楽しめる方法なら否定する意味なんて全くないですよね。

是非「エスター」を観て、あなただけの価値を見つけてください!

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