内臓にドスンと来る映画『冷たい熱帯魚』は、心を蝕む猛毒映画だ! | Netflix日本非公認ファンブログ

内臓にドスンと来る映画『冷たい熱帯魚』は、心を蝕む猛毒映画だ!

笑った!泣いた!興奮した!

面白い映画を観たときって、そんなハッピーな気持ちになりますよね。だからこそ、映画はやめられない。

しかし、たまにはハッピーと真逆の映画も観てみませんか?

今回はNetflix(ネットフリックス)で配信中の、園子温監督『冷たい熱帯魚』をご紹介します。

『冷たい熱帯魚』ってどんな映画?

小さな熱帯魚店を営む主人公の社本信行(吹越満)は、あるとき娘が万引きしたことでスーパーに呼び出される。

そこで出会った豪快で人たらしな男・村田(でんでん)の仲裁で、社本と娘は村田と交流を持つようになるが…

ざっくり言うと、人の心の闇を見透かし、グイグイえぐってくる映画です。

疲れてる時に観ると、かなり心をやられるタイプ。

でも、そういう映画だからこそ、他にはない魅力があるのです。

『冷たい熱帯魚』の元ネタは実際の連続殺人事件

「埼玉愛犬家連続殺人事件」をご存知でしょうか?

『冷たい熱帯魚の元ネタとなっているこの連続殺人事件は1993年に発生。

猟奇的な事件は全国的に注目されました。

それというのも、この事件の首謀者の「死体(ボディ)を透明にする」という殺人方法が異常だったからです。

その方法とは、証拠となる死体を一切残さないように、計画的に死体処理をすること。

…エグいですね。

ありえないような本当にあった事件が元ネタとなったこの映画、上映時間も長ければ、内容自体もかなりカロリー高め。観た後にどんよりした気持ちになること間違いなしです。

でんでん演じる殺人鬼が怖ろしい!

この映画でもっとも「グッとくる」ポイントは、でんでん演じる殺人の首謀者・村田。

序盤は、どこにでもいそうな、豪快で人あたりの良さそうなおじさんに見えるのですが…

残忍な本性が表れてからは、全く別人に見えるほど。主人公・社本の心を蝕んでいくその姿を見ると、観ているこちらも心を蝕まれていきます。

何といっても、演じているのがでんでんですからね。

NHKの大ヒット朝ドラ『あまちゃん』で、気のいい漁協の組合の組合長を演じた、あのでんでんですよ!?

筆者は『冷たい熱帯魚』を観てからというもの、でんでんが演じるどのキャラクターを観ても、条件反射的に「怖い」と思うようになってしまいました。

それくらい、でんでん演じる村田は、強烈なインパクトを残すキャラクターです。

衝撃の結末を見届けるべし!

本作は、上映時間が150分弱となかなか長尺の映画ですが、まったく飽きずに観られます。

後半からの怒涛の展開は、むしろスカッとするくらい。

そして…まったく想像だにしなかったラストは、妙な達成感と虚脱感に襲われます。

まさに、「すげえもん観たな」って感じで。グロい、エグい、けど目が離せない、妙な中毒性があるんですよね。

かなりハイカロリーな映画です。覚悟して鑑賞してください!

まとめ

いちおう最後に言っておくと…『冷たい熱帯魚』はR18+指定の映画です。

18歳未満の方の鑑賞はあまりオススメしません。

けっこうトラウマレベルで思い出に残る作品ですので(笑)

ただ、たまにはこういう映画を観て、深く心をえぐられる経験も大事かな~と思いますよ!