ストップ・モーション・アニメーション「チキンラン」には名作映画〇〇のパロディが盛り込まれていた!?

皆さんは、Netflix(ネットフリックス)で配信している「チキンラン」という映画をご存知ですか?

私が幼い頃によく観ていたこの「チキンラン」は、ストップ・モーションという手法を用いて撮影されているアニメーションです。

同じ方法で撮影され世界的に大ヒットした短編映画『ウォレスとグルミット』や『羊のショーン』シリーズは、皆さんも一度は映像やお店のグッズなどでも目にしたことがあるのではないでしょうか。

これらの作品を手掛けたのは、ストップ・モーション・アニメーターとしても超有名なニック・パークという方なのですが、彼が初の“長編アニメーション”として世に送り出した作品が本作品なのです。

そんな彼の作品の魅力をご紹介したいと思います!

 

「チキンラン」ってどんな映画?

主人公はイギリスのとある養鶏場で飼育されているメンドリのジンジャー。

ジンジャーや仲間のメンドリたちは、その養鶏場を取り仕切っている強欲で恐ろしい女主人トゥイーディーの支配下で、毎日囚人のような生活を強いられていたのです。

そしてジンジャーたちの仕事といったら卵を産むことだけで、産めなくなってしまったら食用として処分されてしまうという運命が待っているため、毎日仲間たちと脱走を試みては今日も失敗するという日々を繰り返していました。

そんなある日、自由を手にしたオンドリが空から降ってきて養鶏場に墜落してしまいます。

それを見たジンジャーが、“空を飛ぶ練習をすればいいんだ”と閃いて、新たな大脱出作戦を決行するのです!

この映画の見どころとは?

ニック・パークと共同監督を務めたケイリー・カークパトリックが「チキンラン」の脚本を執筆しているのですが、彼は『ビアンカの大冒険』や『シャーロットのおくりもの』など大ヒット作品の脚本をいくつも担当していた有名な脚本家で、そんな彼の生み出した本作品のストーリーは、名作『大脱出』をモチーフにしているため随所にパロディが盛り込まれていたり、様々な『脱出・脱獄』映画の要素も含まれています。

波乱万丈の展開やメンドリたちを主観にした特殊な世界観は大人でも楽しめてしまえるほどなのです!

自由を手にして外の世界に期待を膨らませているジンジャーと外の世界の厳しさを知っているロッキーの繰り広げるドラマも大注目です。

また、空から降ってきたオンドリのロッキーは、名優メル・ギブソンが担当しているということも有名で、Netflixのように吹替・字幕の両方で鑑賞できるのであれば、ぜひ一度“字幕版”でもお楽しみいただければと思います。

魅力は何と言ってもストップ・モーション!

本作品の魅力はやはり、ピーター・パークの得意とする“ストップ・モーション”。

独特な動きや作品の雰囲気などが魅力で“生きている”ようにも感じてしまうほどです。

このストップ・モーションというのは、一コマ一コマに多大な時間をかけて少しずつ動かしていき、連続して動いているかのように見せる手法で、こういった作品を“クレイ・アニメ”とも呼んでいます。

『ウォレスとグルミット』やそのスピンオフ作品『羊のショーン』。

『アリス・イン・ワンダーランド』などを手掛けたティム・バートン監督による『ティム・バートンのコープスブライド』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』などにも同じような手法が用いられています。

まとめ

Netflix(ネットフリックス)では、そんなニック・パークの作品である本作品や『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』の2作品。そして『ティム・バートンのコープスブライド』を絶賛配信中です。

実写映画や3Dアニメーションにはない魅力がたくさん詰まった作品になっており、ハラハラした大脱出に向けてのクライマックスの盛り上がりや勇気付けられる名言の数々も魅力です。

ぜひ皆さんもご覧になって観てください!