映画「あん」を、生きる意味を模索している人に送りたい!

春の足音が近づいてきている、今日このごろ。生活がガラリと変わる、節目の季節ですね。

新生活をワクワクした気持ちで心待ちにしている人がいる一方で、「転職しようかなあ、、」といまの生活を続けるのかどうか思い悩んでいる人もいることでしょう。

生活を考えるということは、ひいては「生きる」意味を考えること、かもしれません。

「生きる」ことに対してのワクワクする気持ち、もやもやする気持ち。そのような気持ちすべてをまるっと包み込んで優しい気持ちにさせてくれる映画「あん」をNetflix(ネットフリックス)で見てみました。

今回は、感想と主役の大物俳優の魅力について語ってみたいと思います!

あんのあらすじ

映画「あん」は、元ハンセン病患者である・徳江(樹木希林)と、売れないどら焼き屋の雇われ店長として働き、毎日毎日1人でどら焼きを焼きつづける千太郎(永瀬正敏)を中心人物として、ストーリーが進みます。

 千太郎は学校がえりの学生相手にどら焼きを売ったりして、なんとかお店を回していました。雇われ店長として一からお店を始め、少し軌道に乗ってきたころ、お店の求人募集のチラシを見かけた、手が不自由なおばあさん・徳江がアルバイトに応募してきました。

 最初は渋っていたものの、徳江がどら焼きの中に挟む餡(あん)作りの達人だということがわかり、千太郎は採用することに決めます。

 2人のどら焼き店がはじまると、徳江の作ったあんが人気となり、たちまちお店は繁盛するようになります。

 しかし、徳江がハンセン病患者であることが、お店を貸してくれている大家に嗅ぎつけられてしまい、、、!

ここに注目。「あん」の見どころ解説

 

 毎日、生活していれば理不尽なできごとにぶち当たる場面って、たくさんありますよね。たとえば、自分の責任ではないのに上司に怒られてしまったり、他人から誤解されてしまったり、、

映画「あん」は、徳江のハンセン病と千太郎が売れないどら焼き屋になるまでの人生を通して、理不尽なできごとに立ち向かいつつも、日々を生きることのすばらしさを描いています

 理不尽な場面に立ち向かいつつ、でも生きねば!と思わせてくれる、マインドセットをさせてくれるのがこの映画のすごいところ。

 この映画には、主人公のサクセスストーリーが隠されているわけではありません。登場人物の仕事も、経歴もどちらかといえば、地味です。日々を泥臭く生きる人びとの物語です。

樹木希林の演技はやっぱりすごかった

 徳江を演じるのは樹木希林以外にはいない、と思わせてくれる演技力。

ふとした瞬間に徳江が発する言葉の重みは、樹木希林が演技しているからこそ、その重みが出るのであり、映画を観る人のこころを打つのでしょう。

とくに、「私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世はただそれだけを望んでいた。だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」という、シーンは必見です。

樹木希林はこちらの映画で、第39回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞しています。

まとめ

人間くさいストーリーや粒ぞろいの役者の演技、ゆっくりとしたシーン描写、ひとつひとつが丁寧に制作されています。映画「あん」はそれら全てを通して、観るものの心をやさしく抱きしめてくれます。

この映画を通して、「生きる」意味をみつけるきっかけを見出すことができたらいいですね。

 毎日、うまくいかないことだらけの泥臭い日々が続いて、「生きるってなんだろう、、?」と思っているみなさんにぜひ見てほしいです!